洋服をため込むと起こる悲劇とは。

家の中でかさばるものといえば、シーズンごとに増えてしまう洋服や靴。あまり着ない服や靴でも、「いつか着るかも」「まだきれいだし」と、とっておきがちでは?

ナチュラル素材を使った暮らしをテーマに執筆・講演活動をしている佐光紀子さんによると、着ない服や靴を処分せずに保管し続けているとおしゃれを楽しめなくなるのだそう! でもそれって、どういうこと?

「着ない服をそのまましまい込んでおくと、湿気などからカビが湧いたり虫が付く原因になったりします。そうなるとその服にはなんの価値もなくなってしまいます。そうなる前に、早めに寄付したりリサイクルに出したりするほうが、クローゼットのスペースが確保できますし、衣類も有効活用できるのではないでしょうか」(佐光紀子さん)

そうじゃなくても、流行はリバイバルするとは言え、やはりデザインの微妙な違いで古く感じたりするもの。1年間まったく着なかった服は処分する…など、自分なりに処分する基準を作っておくことが、余計な洋服や靴をため込まないコツのよう。

「シミや黄ばみなどが目立って人には譲れない…というものは、お掃除に使うのもいいですね。ぞうきんにするほか、フロアモップのシートとして使用するのも便利です。コットン素材のTシャツなどをモップ部分よりひと回り大きめに切って装着します。水分をよく吸うので、キッチンなどに置いておくと床が濡れたときなどにサッと拭けて重宝しますよ」(佐光紀子さん)

また、靴を紙の箱に丁寧にしまい込んでいる人は要注意。買ったときと同じように白い薄紙に包んで箱にしまっておくと、カビを寄せ付けやすくなってしまうのだそう。

「履いた後の靴は、しっかり陰干しして除湿剤を入れない限り、狭く密閉された箱の中で保管すると汗とアカが栄養となり、カビの絶好のすみかになってしまうのです。大切な靴こそ、手入れをしたら空気に触れやすい状態でしまっておいて。また、何年も履いていない靴が紙箱にしまったままになっていたら、カビの温床となる前に処分しましょう」(佐光紀子さん)

衣類をムダなく活用しておしゃれを楽しむためには、着ない服、履かない靴をしまい込み続けないことが大切みたい。早速クローゼットや靴箱を開けて、「着る・着ない」、「履く・履かない」の仕分けをしよう!

※佐光紀子
楽家事研究家・翻訳家。ナチュラルな素材を使った楽ちんな家事や生活術を提案するほか、おしゃれでスタイリッシュなエコライフを求めて活躍中。

yahooニュースの記事を引用しています。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110216-00000005-ozmall-ent