シップリサイクル〜震災遺構の保存〜

東日本大震災津波宮城県気仙沼市の陸地に打ち上げられたままとなっている大型漁船「第18共徳丸」(330トン)について、船主の儀助漁業(福島県いわき市)が、NPO法人「シップリサイクル室蘭」(北海道室蘭市)に解体作業を委託、契約を結んでいたことが23日、分かった。作業日程は今後、関係機関と協議する。

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 市は「震災遺構」として保存する考えを示し、儀助漁業から無償で借りていたが、反対する地元の声が強く、同社は今年4月以降の貸借契約を更新せず、解体する意向を表明していた。同社の柳内克之社長は「時間がかかって心苦しく思っている。被災者のため一日も早く解体、撤去を進めたい」と話している。【井田純】


シップリサイクル・・・

船の再利用ですね。

室蘭シップリサイクル研究会のことでしょうか。

あの日から2年3ヶ月。

「震災遺構の保存」・・・震災被害を受けた建物などを未来に伝えるために遺すこと。

これには賛否両論で、「遺すべき」か「撤去すべき」かかなり議論があるようです。

「災害のすさまじさを身をもって体感してもらえる貴重な資料だ。」、「遺構があるからこそ(現地に)行ってみようと思う」という考えもあるし、「維持費に費用はかかるし、老朽化すれば事故のもとになる」といった意見もある。

どちらも間違いではないですよね。

今回のこの「第18共徳丸」については、撤去されることが決まりました。

ほかにもまだ議論されるべき「震災遺構」があります。

むずかしい問題ですね...。