パナソニック 資源循環商品

エコナビ搭載などの人気家電でおなじみパナソニックが、来年の2月に製品にリサイクル素材を使用した生活家電「資源循環商品」シリーズを発売する。

資源循環商品シリーズのラインナップは、冷蔵庫、ドラム式洗濯乾燥機、IH式炊飯器、サイクロン式掃除機。いずれも、再生グラスウールや再生樹脂などのリサイクル素材を使用している。


冷蔵庫に使用されている、グラスウールは、庫内の冷気を閉じ込める真空断熱材に利用しており素材の元は、ブラウン管テレビに使用されていた強化グラスウール。それを真空断熱材に加工して使用している。この冷蔵庫に使用されている断熱材の90%はリサイクルされた再生グラスウールとのこと。

ほかの3機種に使われている再生樹脂は、製品の数十%に使用。
リサイクルした素材ということで、強度や耐性が心配だが、耐熱化することで、炊飯器の構造部分、難燃化したことにより掃除機のモーターにも使用できるようになった。
強度や寿命についても、酸化防止剤やゴムを添加することにより新規素材と同じくらいのレベルになったとか。

パナソニックは、リサイクル素材を使っているということで、購買意欲がわかなくなることを心配していたが、意外にも消費者の評価は高いらしい。
「品質が確保できていればそれで。」という人も多いのだという。

価格は、冷蔵庫が24万円、ドラム式洗濯乾燥機が30万円、炊飯器が9万円、掃除機が8万円ということで、通常の家電との大差はほとんどない。
それぞれ限定で3000台の販売予定。

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