地デジ。

今年7月24日、アナログテレビ放送が終了し、地デジ化が完了する。それに伴う準備や対策も進んでおり、順調に地デジ化は行われそう…と思いきや、まだ課題はあるようだ。家電リサイクルに詳しい東アジア環境情報発伝所所長の廣瀬稔也氏は、「ブラウン管テレビ処理が最大の問題」と指摘する。

「ブラウン管テレビに使われているブラウン管ガラスには、有毒な鉛が含まれており、適正な処理をしないと環境汚染に繋がります。解体されたブラウン管ガラスは、東南アジアなどの途上国に輸出され、新たなブラウン管テレビに再生されます。しかし、これだと、途上国でブラウン管テレビの需要が減少したときに、行き場のなくなったブラウン管ガラスによる環境汚染が引き起こされる可能性が高いでしょう」

 ブラウン管テレビは家電リサイクル法で定められた4品目に含まれ、リサイクルの義務がある。昨年までで4400万台のブラウン管テレビが処理された。しかし、家電リサイクル法で求められているのはあくまでも“再利用”。分解して転売すれば問題なく、有害物質の除去はほぼ行われていないのが実情なのだ。廣瀬氏はこう続ける。

「数年前から問題提起していましたが、一向に解決の気配がないまま地デジ化完了の年を迎えてしまいました。ブラウン管ガラスから鉛を除去する技術自体は持っているのだから、メーカーと国が一体となって対応してほしい。このままでは近い将来、アジア全体に関わる環境問題になります。そうなってしまっては、何のためのエコポイントだったのかという話になってしまいますよ。」(SPAより)

 なるほど〜。そういうことだったんですね。再利用することが前提で、根本的に処理しているというわけではなかったんですか。でも、ブラウン管ガラスから鉛を除去する技術があるのなぜやらないのだろう。めんどくさいことは後回しなんでしょうか。
こんな状況なら、全然エコなポイントではなかったですね。自分たちが住む地球なので、環境汚染は気になります。人が住むってことは汚れる。でもその汚れを少しでも少なくしていきたいですよね。



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