エコなホチキス

文房具メーカー、コクヨの「針なしステープラー」って知ってますか?
いわゆる金属の針を使わないホチキスです。
これが、売れに売れていて、平成21年12月の発売から今年8月末までの売り上げは2億3千万円にも上っているそうです。品薄、品切れとネットでは言われていますが、昨日ロフトに行ったらあったような・・・。ホントに売れてるのかな。

でも、コクヨのHPを見たらすごく興味がわいてきて欲しくなりました。
HPによると、 
金属針を使わずに、最大で業界最高の10枚の紙をとじることができる据置型のステープラー(ホチキス)と紹介されています。針を使わないことで環境にもよく、怪我をする心配もなく安全、とじると同時に穴あけもできるとかなり効率的とも。オフィスでホチキスをつかって紙をとじるとシュレッダーをかける時に、いちいち取らないといけませんが、その手間も省けてなんとも便利。

これを開発したのは、2年前に立ち上がった文房具の新製品開発を手がける特命部署「コアテックVU(バリュー・ユニット)」、開発第1グループのリーダーに抜擢された青井宏和さん。
「針を使わないホチキスを作れないか」と提案した。ホチキスは、書類をとじるのに便利だが、とじ込んだ書類から針を外さなければシュレッダーにかけられない。「針をなくすことができれば、面倒くさい作業をしなくて済み、エコにもつながる」とひらめいたといいます。

こんないきさつがあって開発された針なしステープラーですが、これ自体はアメリカで100年も前に考案されていたそうです。コクヨのものとは違うようですが・・・。
青井さんは切り込みを「H」形に観音開きできるようにすれば、たくさんの枚数でも紙をとじ込むことができると分かっていたそうですが、コストをかけずに「H」形に切り込みを入れるアイデアが浮かばずにずいぶんと悩んだそうです。
そんな時に、息子さんと紙製の模型電車を作っていて、「1枚の刃でも動きと形に工夫すれば、H形の穴を開けられる」と思いつき、保持力の低さも2カ所綴じ込み穴を作ることで解決しました。
当初は、2カ所も穴を開けてしまうということで、抵抗があったそうですが、穴あけパンチを使わずにファイルできるという逆転の発想で、かえってアピールポイントになっていったそうです。
今年の夏から、同VUの増田和之さんを中心に販売促進を行い、数年ぶりにテレビCMを流すなどして、針なしステープラー「ハリナックス」の知名度はどんどんアップ。そして、今の売り上げに繋がったということのようです。7月には1カ所とじの携帯型(1155円)も発売し、わずか2カ月で2億円の年間売上高目標を突破ています。

もの作りの情熱っていうか、開発のアイデアもそうですけどすごいですよね。
私なんかの考えだと、紙と何かないと綴じられないと単純に思ってしまいます。そこがそもそも違うんですね。
紙のみで綴じることなどなかなか考えつかない。
これだけ大きな話題、売れ行きだと次なる展開も楽しみですね。

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